改造車の車体表面を整える際に使用します。
ヤスリなどで車体やパーツを研磨すると、必要以上に削れてしまうことがありそのまま塗装を行うと見栄えが悪くなってしまうことがあります。
そこで、瞬間接着剤やラッカーパテで整えるなどの方法がありますが、前者は削るのに時間が掛かり過ぎたり削り過ぎたりして更に表面が荒れることがあります。
ラッカーパテは最終的な表面処理には有効で、切削性にも優れますが硬化にかかる時間が長いことや、季節によってはさらに硬化時間が変動する弱点があります。
我が家では、ラッカーパテの切削性を活かしつつ、さらに硬化時間の短縮を図ることができる「溶きパテ」を使用しています。
メーカーからも製品として販売されていますが、我が家では自家製性しています。
タミヤのラッカーパテと流し込みセメント(緑色キャップのもの)を混ぜています。
メーカーから出ている空のビンに適当な割合で両者を入れ、塗料のかき混ぜ棒で練ります。ある程度サラサラにしないと溶きパテの意義が薄れるので、流し込みセメントは若干多めに入れます。
サフを吹く前やサフを吹いた後に傷や凹みに塗り付けて耐水ペーパーで研磨します。
溶きパテのメリットは前述の硬化時間のほか、ラッカーパテをそのまま使用すると粘土が高すぎて上手く盛り付けることができない弱点を補うことにもあります。
また、別途製品の溶きパテを購入する必要もないため工具の管理も容易になります。
こちらを導入してから作業効率が格段に上がり、車両の生産性が上がりました。