改造車紹介ページ!

改造したプラレールを紹介していきます

105系末期色

中国地区で活躍する車両です。

 

種車阪急8000系(中間車・後尾車)

主な加工

・前面の製作

・乗務員扉の設置

・トイレ部分の窓埋め

・動力車化

 

中間車を先頭車へ改造するため、乗務員扉が来る箇所の窓を埋めます。

従来ならば、側面を開口してプラ板をはめ込んで乗務員扉を設置しますが、この阪急8000系は材質の関係で割れやすく、車体に負荷のかかる加工をすることはできません。

なので先頭車と表現がチグハグになってはしまいますが、こっちの乗務員扉はスジ彫りで表現します。

クハ105になる方はトイレ箇所の窓を閉鎖。

概ねの加工が完了したので、シルエットカメオで切り出したプラ板から全面を製作。

接合部が不自然にならないよう処理していきます。

窓がキレイに埋まっていると嬉しいですね。

塗装中。

各部に色挿しをして完了。

屋根色は製品のままです。

後尾車には連結器を備えているのでいつでも増結可能です。

ちなみに着工から完成まで1日かかっていません。

単色の恩恵を存分に受けた気がします(笑)

 

竣工:2023/9/23

72系可部線

広島県を走る可部線で活躍した車両です。

種車:電動プラ電車(後尾車2両、ジャンク1両)

主な加工

・前面の再現

パンタグラフの撤去/位置変更

・ドアの片開き化

・動力車化

 

種車がそこそこ溜まってきたので消費がてら前から作りたかった可部線仕様を作ることにしました。

クモハ72は前パンとなるため、屋根を切り抜きます。

電動リューターを使用しました。

切り抜いた屋根を前後反転させて再接着します。

次にジャンク車を1両解体します。

こちらは購入時点で側面と前面部が大破しており、屋根と妻面しか使えない状態でした。

先ほどの解体した車両から屋根部分を片方の車両へ移植し、パンタ無し車へ改造します。

さらに妻面も移植し、クハ79の一部の車両に見られる額縁顔を再現します。

両車ともに窓部分をプラ板で閉塞します。

クモハ72は全金属車へ、クハ79は前面窓がHゴム支持化された車両を再現するためにモールド貼り付けなどを行います。

窓を開口した様子。

クハ79の動力車化にあたり、台車固定用のツメを作成します。

前述の解体車の側面を切り取ってきて接着します。

接着にはタミヤセメントとカラーパテの組み合わせで強度を確保しています。

側面は乗降ドアを左右繋いで片開きらしくします。

窓枠も撤去し、ウィンドシル・ヘッダーの貼り付けなどを行いました。

表面処理を終えてサフを吹いた様子。クハのヘッドライトは塗装後に装備します。

グレー→オレンジ→緑の順に塗装。

ライトを装備して、色挿しを行なえば完成!

以前作った横浜線仕様の工法をそのまま流用していますが、塗装が違うだけで印象がかなり変わりますね。

プラ電車で旧型国電を作るのは個人的にとても良いと思うので、今後も増やしていく予定です。

 

竣工日:2023/9/10

 

新幹線事業用車939形

新幹線の工事臨時列車で活躍した車両です。

レール輸送を行う際の保線作業者の宿泊車として使用されていました。

939形は2両存在し、201号はオロハネ10をベースに、202号はスロフ62をベースに改造されました。今回は202号を作成しました。

 

種車フルスクラッチのため無し

 

主な加工

・車体の製作

 

AR CADにて車体の図面を作成し、シルエットカメオ4にて切り出しを行います。

かなり飛びましたが、組み立てた様子です。

屋根の肩は半径4mmの1/4丸棒を、屋根板には1mmプラ板を使用しています。

車体の表面処理が完了し、灯具類・屋根上機器を取り付けます。

 

将来的なライトの電装に備え、灯具類は真鍮パイプとプラパイプを使用しています。

真鍮パイプは加工性に優れますが、手加工で切断するには少々面倒です。

これまではノコギリでギコギコしてましたが、刃こぼれの原因にもなりあまり良いものではありませんでした。

という訳で電動リューターを導入してみました。

切断にかかる時間が大幅に短縮され、効率アップにつながりました。

切断直後の真鍮パイプは写真のように断面が荒れています。

なのでリューターに咥えさせて、ヤスリを当てて断面を整えます。

切削後の様子。非常に綺麗になりました。

画像

塗装中の様子。エアブラシにて塗装しています。

色挿しを経て竣工。

左右非対称な側面に古めかしい屋根上、灯具類が物々しい前面など特徴をしっかり再現できたと思います。

 

今後は牽引車なども作りたいです。

竣工日:2023/07/30

クモハ125 加古川線

加古川線で活躍する車両です。

 

種車323系大阪環状線(中間車のみ)

 

主な加工

・側面窓、ドアの閉鎖

・乗務員扉の設置

・前面の製作

 

227系を製作する際に余る中間車を活用するために着工しました(なお227系よりも早く完成した模様)。

窓とドア窓をぶち抜いて連続窓にします。

不要な窓を閉鎖していきます。

前面はCADで作図したものをシルエットカメオ4にて切り出し。

4層構造の複雑な形状です。

車体に貼り付けした様子。

その後、周囲にパテを盛りつけてエッジを出していきます。

この車両の前面は平面に見えて後退角がついていたりと微妙に厄介な形状をしています。

スカートを作成し、台車に接着します。

乗務員扉を新設します。

ちょっとドアが太すぎたかも。

一通り処理を終えて塗装中の様子です。

ほぼ塗り終わった様子。

窓周りはグレーで塗装しています。

基本はエアブラシで塗装しましたが、クーラーの一部やスカートの黒い箇所は筆塗りです。

ライトパーツを取り付けて完成!

かなり良い感じです。

側面の準備工事だけされたドアや、トイレ部分の独特な窓形状など良い感じに再現できたと思います。

きたもと18にてお披露目。

 

竣工日:2023年7月14日

 

ドリル・ヤスリ

こちらの記事ではドリル・ヤスリの紹介をします。

 

ドリル

ハンドドリルはこちらです。

上からタミヤのピンバイス、下は百均のハンドドリルです。

それぞれの使い分けとしては小径の穴を開ける場合にはピンバイスを、大径の穴の場合はピンバイスとしています。

(写真に写っている百均のハンドドリルは現在販売されていないと思います)

ピンバイス・ハンドドリルを使用した例です。

精度が求められる際には小径のドリルで小さな穴を開け、少しずつドリル径を増やしていきます。

いきなり大径のドリルで穴を開けてしまうと穴の中心がブレてしまい、想定とは違う位置に穴が開いてしまったりします。

こちらは電動ドリルです。

穴を開ける対象の厚さが大きいときや、沢山の穴を開ける際に使用します。

手動で穴あけするよりも非常に楽な反面、穴あけ精度が悪い欠点があります。

(狙った場所に穴が開かない、開いても綺麗な丸穴にならないなど)

電動ドリルを使用した例。電動ドリルで無数の穴を開け、ニッパーで穴どうしを繋いで車体に大きな穴を開けました。

 

ヤスリ

基本的に百均の物を使用しています。

左端から金属用ヤスリ、ダイヤモンドヤスリ、スポンジヤスリ、耐水ペーパーです。

それぞれの使用用途について説明します。

金属用ヤスリ

表面の粗さを考慮しない加工に使用します。

金属を削るためのヤスリなので、強度が高く力を入れて使用できます。

車体の外形を作る最初の段階の粗削りがメインとなります。

使用例。115系を作る際に大量に盛り付けた接着剤をガシガシ削っています。

このまま塗装すると完成時に傷が残ってしまうため、後述する耐水ペーパーを使用します。

ダイヤモンドヤスリ

プラ材の成形や車体の窓部の成形などに使用します。

滅多に使用しませんが、細いことを活かして他の工具では入らないような箇所の切削などに使ったりもします。

スポンジヤスリ

スポンジにヤスリが付いたものです。柔らかさを活かして、曲面や車体の裾絞り部分の成形などに使用します。

E257系など側面形状が複雑な車両でも表面に馴染ませて切削できます。

耐水ペーパー

ヤスリを使う上での最大の問題は、目詰まりです。

削りカスがヤスリの目に詰まると能力を発揮することが不能になるため、作業効率が下がります。

耐水ペーパーは水に塗れても大丈夫な素材で作られおり、削りカスを水に流しながら切削することが可能です。

特に削りカスが発生しやすいラッカーパテの切削に重宝します。

使用方法としては、洗面容器に水を張り、車両と耐水ペーパーを水の中に入れた状態で研磨します。様々な目の粗さが存在するため、大体の切削は耐水ペーパーで事足ります。

 

以上です。

カッター類は高価な物の方がいいと思いますが、ヤスリは百均の物でも十分だと思います。

ラッカーパテ・接着剤との相性を踏まえた使い方を考える必要があり、そこが難しいです。

これについては別記事にて紹介します。

切断系工具(カッターなど)

我が家で使用している工具の紹介をします。

実際に使用している際の画像なども踏まえるので、参考にどうぞ。

カッター

プラレールを改造する上では必須の工具です。

 

カッター類は全てオルファ社の物を使用しています。上から順に紹介します。

①:オルファ・アートナイフプロ

刃を付け替えることが可能で、我が家では平刀と鋸刃を取り付けて使用しています。

平刀は車体の表面モールドの除去などに使用しています。

使用例。東海型急行の塗装モールドの除去を実施している様子。

鋸刃は言わずもがな、車体の切断を行う際に使用しています。

651系の車体を切断している様子。

②:オルファ・アートナイフ

こちらはプラ板・プラ棒などの比較的柔らかい素材の切断や車体モールドの成形などに使用しています。

キハ183系の車体を作成している際の様子。

繊細な切り出しが可能です。

③:オルファ・PカッターL型

厚手のプラ板(1.0mm以上)を切断する際に使用します。

その他、車体のモールドを作る際にも使用します。

使用例。キハ48の乗務員扉の凹モールドの表現に使用しています。

 

以上、カッターの紹介でした。

過去にも色々な会社のカッターを使用していましたが、オルファ社の物が最も使いやすいと思います。

替え刃の種類も豊富なので様々な加工を可能としています。

注意点として、アートナイフなどの純粋なカッターは刃先が折れやすいため力を入れ過ぎないように使いましょう。

刃先が折れても使用できますが、工作精度がガタ落ちするためお勧めしません。

また、非常に切れ味が良いためうっかりのケガはしないようにしましょう。

 

切断系工具としては、以下の物もあります。

ニッパー/ペンチ

セガワのニッパーです。

こちらはTwitter上で大御所様の布教を受けて導入しました。

車体の切断・プラ材の切断に使用しています。

非常に切れ味が良く厚手のプラ材も紙のように切れます。

一方で、金属などの固い素材を無理に切断しようとすると刃先がダメになってしまうので注意です。

 

右のペンチは百均の物です。

Pカッターで傷をつけたプラ材を折り曲げる際などに使用しています。

切断用としてはあまり使いませんが、あると色々使えるため便利です。

 

最後に紹介するのは、工具とは少し違います。

カッティングマシン

シルエットカメオ4という物です。

こちらは見ての通り、工具というよりは加工機械です。

プラ板をセットし、パソコンで作成したデータを流すと自動で加工を行ってくれます。

紙などの切断はできますが、プラ板などは切断するというよりは傷をつける程度しかできません。

実際にシルエットカメオ4を使用して作成した伊豆急1100形です。

古い鋼製の車両などを作る際には非常に便利です。

また、マスキングテープを切断することも可能なので上の写真の車両のJRマークのマスキングシール作成なども可能です。

 

この機器は非常に高価ですが、値段相応の能力を持っており、同じ型の車両を量産する際にその能力を発揮します。

加工速度も非常に早く、手加工よりも精度が高い点が特徴です。

一方で、パソコンなどが必要になるほか、CADソフトなどのスキルも必要になるのがデメリットです。

 

切断系工具のまとめ

プラレールを改造する際にはカッター無くしては始まりません。

今回はあくまでもワタクシが使用している物の紹介ですが、自分が使いやすいものを使うのがベストかと思います。

一つ言いたい事があるとすれば、

「安かろう悪かろう」

です笑(著者の主観が多いに含まれています)

中には若干高価で手を出しずらい物もありますが、すぐダメになってしまう百均の安いカッターよりもオルファ社などの物の方が物持ちが良く、総合的なコスパは高価に見える物の方が良いです。

 

カッター刃などは、タフに見えますが実際には物凄い力が加えられているため、結構すぐにダメになります。

刃先が傷んだ場合はすぐに交換しましょう。

最後に替え刃の比較を上げておきます。

新品の替え刃。光を当ててみると綺麗な直線をしています。

傷んでしまった刃先の例。

刃先がガタガタになっています。

 

刃先のチェックはこのようにライトなどの光をかざすことでできます。

以上です。

オハフ33

客車列車で活躍した車両です。

 

種車:人形あそび客車(2両)

 

主な加工

・切り継ぎ加工

 

製品のオハフ33は後面は貫通幌などがリアルに表現されていますが、オス連結器が来る側は簡略化された表現がされています。

個人的には両方の妻面で表現がことなるのが好きではなかったので、2両切り継ぎしてオハフ33とオハ35を作る事を企図しました。

加工跡の処理が少々雑ですが、これでどのアングルから眺めてもリアルになりました。

ちなみにオハ35の方はどっか行きました()(()

 

竣工日:不明(2018年頃?)