新幹線の工事臨時列車で活躍した車両です。
レール輸送を行う際の保線作業者の宿泊車として使用されていました。
939形は2両存在し、201号はオロハネ10をベースに、202号はスロフ62をベースに改造されました。今回は202号を作成しました。
主な加工
・車体の製作
AR CADにて車体の図面を作成し、シルエットカメオ4にて切り出しを行います。
かなり飛びましたが、組み立てた様子です。
屋根の肩は半径4mmの1/4丸棒を、屋根板には1mmプラ板を使用しています。
車体の表面処理が完了し、灯具類・屋根上機器を取り付けます。
将来的なライトの電装に備え、灯具類は真鍮パイプとプラパイプを使用しています。
真鍮パイプは加工性に優れますが、手加工で切断するには少々面倒です。
これまではノコギリでギコギコしてましたが、刃こぼれの原因にもなりあまり良いものではありませんでした。
という訳で電動リューターを導入してみました。
切断にかかる時間が大幅に短縮され、効率アップにつながりました。
切断直後の真鍮パイプは写真のように断面が荒れています。
なのでリューターに咥えさせて、ヤスリを当てて断面を整えます。
切削後の様子。非常に綺麗になりました。
塗装中の様子。エアブラシにて塗装しています。
色挿しを経て竣工。
左右非対称な側面に古めかしい屋根上、灯具類が物々しい前面など特徴をしっかり再現できたと思います。
今後は牽引車なども作りたいです。
竣工日:2023/07/30