かつて相模線で活躍していた車両です。
主な加工内容
・側面の一新
・前面の再現
・屋根上機器の撤去
2両製作していますが、それぞれ竣工時期が異なるので別々に説明していきます。
まずキハ35-904。
片運転台の車両で、かつステンレス試作車でもあります。
まず側面のモールドを全撤去し、プラ板で嵩増しします。
その後プラ板で土台を作った前面にE233系の前面を輪切りにしたものを貼り付けます。
そこから削り込むことで額縁の付いた前面に化けます。
窓枠・ライトなどを設置していくと一気にそれらしい顔付きになります。
一気に飛びますが、外吊りドアは0.3mmプラ板の重ね合わせです。ステンレス車なのでコルゲードプラ板で再現。ベンチレーターは新規金型の103系の複製品です。
塗装順序はライトグレー(ベンチレーター)→ダークグレー→青→クリームです。
竣工日:2015/12/08
見ての通り片運転台で編成を組む相手がいないのでしばらくはキハ38八高線仕様とつないでいましたが、増結車が欲しくなったのでそちらの製作に入りました。
こちらはE233系の中間車を使用します。
とりあえず側面をひたすら削ります。
その後、0.3mmプラ板を全面に張り付け嵩増しします。
乗務員扉が来る部分は開口します。
外吊り扉を貼り付けた様子。キハ35-900はドアレールが車体全体に付いていますが基本番台はドアの上にしか来ません。
妻面の貫通扉モールドを撤去し、窓の設置準備をします。
乗務員扉を設置します。
前面にモールドを付けて似せていきます(なんだこの写真)。
塗装順序はキハ35-904と同様です。
増結車の製作に当たり、先に完成していたキハ35の方も屋根の処理が荒かったので改修しました。
ステンレス試作車と基本番台の比較。違いが強調できたと思います。
竣工直後の様子。
編成を組むとこんな感じです。
キハ38と。相模線で引退した後、904は廃車になり基本番台の一部は八高線に転属したほか、関東鉄道に譲渡されたようです。ちなみに八高線から更に久留里線へ行き、更にいすみ鉄道国吉駅で保存されているようです。おそらく相模線気動車としては唯一の生き残りだと思います。
205系500番台と。
竣工日:2016/12/30